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山内豊明教授の症状別・徴候別フィジカルアセスメント

山内豊明教授の症状別・徴候別フィジカルアセスメント

  • 山内豊明教授の症状別・徴候別フィジカルアセスメント1

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フィジカルアセスメントにより、症状別・徴候別に患者さんの緊急度をレベル分けする方法や、対処法を解説していきます。

DVDスペック

監修者名・指導者名 山内豊明(名古屋大学大学院医学系研究科教授)
制作年月 2012年3月
DVD販売価格 各巻31,900円(税込)
品番 下記参照
収録時間 下記参照

第1巻 頭が痛い患者さんの場合

頭痛の場合は生死に直結するようなサインである可能性もあります。救急外来を訪れなければいけないようなクモ膜下出血等は非常に危ない状況であり、早急に医師や看護師、複数のチームによる対処が必要となってきます。
救急外来ほどでないとしても、時間外外来を訪れるような髄膜炎等も、当初は落ち着いてるかもしれませんが、急に状態が悪くなる可能性も少なくありません。また普段の外来等では筋緊張性頭痛等の訴えの患者さんが多くいらっしゃる可能性がありますが、この場合は日常生活等の背景等が非常に大事になってきますので、看護師等による問診・予診というものが非常に重要になってきます。
・はじめに
・押さえておきたい頭痛の知識
・頭痛のレベル分類
・レベルⅠ~Ⅲの分類対応
・初動の対応、意識レベル・神経学的所見のアセスメント、
救命処置、バイタルサイン、検査、問診ほか

品番:DV348 収録時間:24分

第2巻 胸が痛い患者さんの場合

胸部には心臓や肺という非常に大事な臓器があり、そのため胸痛の訴えがあった場合は、それらの臓器のトラブルを示唆する場合もあり、それはすなわち生死に直結するようなトラブルの可能性となります。このような緊急性の高い重篤な場合もありますが、一方で胸にはそのような臓器があるために、胸痛というものに対して、人間は非常に強い不安を覚えるものです。同じ胸痛でもたとえば肋間神経痛のある種のものは、直接生死に直結しないとしても、人によっては非常に強い不安を覚える可能性があります。このような幅広い胸痛を訴える状態を区別するためにも、丁寧な問診、そして適切なフィジカルアセスメントが非常に重要になってきます。
・はじめに
・押さえておきたい胸痛の知識
・胸痛のレベル分類
・レベルⅠ~Ⅲの分類と対応
・初動の対応、ショック症状の有無の判断、バイタルサイン、
 救命処置、検査、問診、治療方法の決定ほか

品番:DV349 収録時間:24分

第3巻 腹が痛い患者さんの場合

腹痛を訴える患者さんには臨床でしばしば遭遇しますが、緊急性の高い危険な状態のものは、頭痛や胸痛に比べて、やや頻度が少ないかもしれません。しかし急性腹症と呼ばれる、レベルIの腹痛もありますので、油断しないようにします。レベルIの腹痛は、緊急手術の可能性もあります。レベルIIの腹痛は、時間外外来あるいは通常の外来で対応するようなレベルのもので、急性虫垂炎や急性胆嚢炎などによる腹痛がこれに当たります。レベルIIIの腹痛は、慢性疾患や心身のストレスなどによるもので、多くは通常の外来で対応することになるでしょう。腹痛の原因は多種多様ですので丁寧なアセスメントを行うよう心がけましょう。
・はじめに
・押さえておきたい腹痛の知識
・腹痛のレベル分類
・レベルⅠ~Ⅲの分類と対応
・初動の対応、問診、ショック症状の有無の判断、
 ただちに行う処置、身体所見の把握、検査ほか

品番:DV350 収録時間:26分

第4巻 息苦しい、ドキドキする患者さんの場合

息苦しさ(呼吸困難)は処置が遅れると生命に関わ場合もあるため、素早い判断と適切な対応が欠かせません。しばしば救急外来で扱うレベルIの呼吸困難は、肺血栓塞栓症や肺水腫などによるもので、緊急手術が選択されることもあります。またレベルIIの呼吸困難は、慢性呼吸器疾患(COPD)・心不全などの急性増悪によるものです。
一般の外来で扱うことが多いレベルIIIの呼吸困難は、呼吸器系や循環器系の慢性疾患を原因とすることが多いでしょう。このように患者さんが息苦しいからと言っても、その原因は呼吸器にあるとは限らず、循環器疾患が原因の可能性もあるので注意が必要です。
・はじめに
・押さえておきたい呼吸困難・動悸の知識
・呼吸困難・動悸のレベルⅠ~Ⅲの分類と対応
・初動の対応、バイタルサインの確認、問診、
 緊急処置、検査、経過の観察ほか

品番:DV351 収録時間:30分

第5巻 咳が出る、口から血が出た患者さんの場合

咳にもいろいろなレベルがあり、看護師による丁寧な問診、あるいはバイタルサインという情報がポイントになってきます。咳と言っても、その原因を呼吸器系に限定してしまうのは要注意で、急性左心不全などの場合は、咳というものが非常に目立つ所見です。
また、同じ咳と言ってもアレルギー反応などの場合は急性増悪する可能性があります。咳というものは日常的にありそうな言葉ですが、場合によっては非常に重篤になる可能性があります。
口から血が出たという場合には、消化管からの「吐血」と、気管・肺などからの、いわゆる呼吸器系からの「喀血」と、二つの可能性があります。この二つは、口から血が出たという現象自体は同じですが、そのメカニズムが異なるため、この区別は非常に重要です。しかしながらこの二つの鑑別は医療者自身でも非常に難しい場合があります。ましてや患者さん自体にとっては非常に難しいものであるので、患者さんの言葉を鵜呑みにするのは要注意です。このDVDでは外来で比較的多く遭遇する可能性のある「吐血」を中心に解説しています。
・はじめに
・押さえておきたい咳、吐血、喀血の知識
・咳、吐血のレベルⅠ~Ⅲの分類と対応
・初動の対応、ただちに行なう処置、問診、バイタルサインの測定、
 フィジカルアセスメント、検査、既往歴・現病歴の把握 ほか

品番:DV354 収録時間:25分

第6巻 むくみがある、尿の調子が悪い患者さんの場合

むくみ、いわゆる浮腫は、皮下組織に水分が貯留して、身体の表面から膨らんで見える状態のことを言います。この浮腫にはさまざまな原因があります。メカニズムが異なりますので、対応も変わってきます。また、浮腫を起こす原因が一つであるとは限らない場面も少なからずあり、そのような場合、どのように考えていくかというと、起こりえないこと、あるいはありえないようなものを除外していく、そしてありえるものに絞り込んでいくという進め方が非常に役に立ちます。
尿についての症状は、非常に伝えづらいものです。患者さん自体もなかなか明確に医療者に伝えることが難しかったり、あるいは、とまどったりする場合があると思います。しかし、その情報は非常に大事になりますので、丁寧な問診によってまず症状をきちんと確認するということが必要になります。
・はじめに
・押さえておきたい浮腫、乏尿、無尿、閉尿の知識
・浮腫、尿の調子が悪いのレベルⅠ~Ⅲの分類と対応
・初動の対応、ただちに行なう処置、バイタルサイン、
 全身状態の確認、問診、既往歴・現病歴の把握、検査 ほか

品番:DV355 収録時間:22分

第7巻 気を失った、フラフラする患者さんの場合

意識障害イコール脳のトラブル、とは限りません。代謝異常、あるいは内分泌異常、中毒などの場合、いわゆる全身的なトラブルでも意識障害になることは十分あります。また大脳のトラブルを起こしたからといって、必ずしも意識障害になるとも限りません。その一方で、生命維持に関わる脳幹のトラブルの場合は、非常に限られた場所のトラブルだとしても、とても重篤な意識障害になる可能性も十分にあります。このように意識障害の程度と病態の重篤さというものは必ずしも比例しているものではなく、総合的に考えていくということが大事になります。
フラフラすると表現されるものの中には、さまざまなものが含まれてる可能性があります。このDVDではその中でも「めまい」を中心に解説していきたいと思います。身体の平衡機能は、眼、三半規管、身体に感じる重力、これらの情報を小脳で統合して判断しているものです。従って、身体のバランスに不調があった場合には、これらのどこに原因があるのか、ということを考えていくことがポイントになります。
・はじめに 
・押さえておきたい意識障害、めまいの知識 
・意識障害、めまいのレベルⅠ~Ⅲの分類と対応 
・初動の対応、ただちに行なう処置(モニタの装着、意識レベルの評価)、
 バイタルサインの確認、問診、既往歴・現病歴の把握、診断・治療 ほか

品番:DV356 収録時間:22分

第8巻 喋りにくい、見えにくい、身体を思ったように動かせない患者さんの場合

喋りにくい、すなわち言語障害とよく言われるものには、大きく分けて二つの原因があります。一つは声自体を作りづらいという、いわゆる構音障害というものです。もう一つは喋る内容をうまく組み立てられないという、いわゆる運動性失語というものになります。それぞれメカニズムが異なってくる可能性があります。どちらも緊急性のある場合がありますが、まずは構音障害なのか、運動性失語なのかということの区別が一番最初にポイントになってきます。
「見えにくい」という言葉には、見ているものがピントが合わずにボケている、見える範囲が限られていたり狭められている、あるいは見てるものがダブって見えたる、とさまざまなものがある可能性があります。患者さんにとって「見えにくい」と仰っていた場合に、それが具体的にどのようなことなのか、ということをまず最初に整理することが大切です。
患者さんが「自分の身体を思ったように動かせない」と言った場合には、実はさまざまな状態がある可能性があります。力がうまく入れられないという、いわゆる運動麻痺の場合や、勝手に身体が動いてしまう不随意運動、あるいは身体のいろんな動きが整っていないような、いわゆる失調という状態、これらすべて患者さんにとっては、自分の身体をうまく動かせていないという体験になります。さらに、同じ動かせていないといっても、全身的なものなのか、部分的なものなのかによって話も変わってきます。このDVDではこれらのうち、特に運動麻痺について解説します。
・はじめに 
・押さえておきたい言語障害、資格障害、運動麻痺の知識 
・言語障害、資格障害、運動麻痺のレベルⅠ~Ⅲの分類と対応
・初動の対応、ただちに行なう処置(モニタの装着、救命処置)、
 問診、既往歴・現病歴の把握、検査 ほか

品番:DV357 収録時間:31分

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